真夜中のマシンガンで、君のハートも撃ち抜けるさ
339です。
そういえば、3年くらい前に、
銃で撃たれたことがありました。
銃といっても、オモチャの銃です。
オモチャの銃といっても、
「オモチャの缶詰め(金なら1枚、銀なら5枚)」
に入ってるようなやつではなくて、 ←オモチャの缶詰めがどういうモノかわかってない
いわゆるエアガンというやつで撃たれました。
とある、日曜日の夕方、
駅までバスで行こうと思って、
バス停まで歩いていたら、
前方にパトカーを見かけたのですが、そのパトカーは、パトランプを光らせていました。
しかしサイレンは鳴らさずに普通に信号待ちしてました。
なんだアレ?
とは思いましたが、
パトランプを消し忘れてるのかな?
と思ったので、
特に気にせず歩いていたところ、
339の後方から車がブーンとやって来て、
339を追い抜くときに、
「バババッ」
と音がして、その瞬間、
「ビッシぃ」
と339の腕に激痛が走りました。
一瞬の出来事でしたが、
339は、こう思いました。
「道路に大きめの石が落ちていて、その大きめの石を車が踏んで、石が砕けて、その破片が339の腕に当たった」
と。
なので、仕方がない「事故」とは思いつつも、なんかしゃくにさわるので、
その車の運転手がミラー越しに見て、気づくようにと、
339は、イテテテっというリアクションをしてみました。
が、その車は、ブーンと行ってしまいました。
「なんだよ、謝ってくれないのかよ?!」
と思っていたら、
すぐそこでおとなしく信号待ちしてたパトカーが、
「ウーー!ウーー!」
と、柳沢慎吾ばりにサイレンをならし、
Uターンして、その車を追い、
「前の車、止まりなさい!」
と、チェイスし始めました。
「えっ、そんなに、大袈裟にしなくても…」
と思った339でしたが、
ジンジンジンジンジンジンジン…(♪コーラとジンでアメリカ人)、
と痛む腕を見て、
「あれ?もしかしてオレ、銃か何かで撃たれたの?」
と気づきました。
ちょうどその時期、
「道を歩いてたら、ボーガン(矢)で撃たれた人」
のニュースをやっていたと思います。
まさか、自分が撃たれるとはね。
あとから聞いた話ですが、
そのパトカーは、たまたまパトロールしていたわけではなく、
「車の窓から、外に向かって銃を乱射しているやべー奴がいる」
っていう通報を受けて、パトロールしてたそうです。
そう思うと、パトカーがもっと派手にパトロールしていれば、
そのやべー奴もさすがにパトカーの前では撃たないだろうから、
339は撃たれなくて済んだんじゃないの?
っていう気もしますが、
まあそれはどうでも良いや。
…さて、このあとどうしよう。
近くの派出所まで行って、
「あのぉ、アタシ、今、撃たれたんですけどー」
って言いに行くのか、
ジンジンはするものの、たいした傷ではないので、
撃たれたことは無かったことにして、
用事を済ませに駅まで行くのか、
うーん、悩ましい。
遥か、前方を見ると、
ちっちゃくてはっきりとは見えないが、
パトカーが犯人の車を捕まえたっぽいように見える。
どうやら、カーチェイスは終わったらしい。
パトカーに乗っていた警官は、
あきらかに339が撃たれたのを見て、
「犯人いたゾ!」
て気づいただろうから、
犯人タイホした後は、
「よーし、無事、犯人タイホ。署に帰ろう…あれ?そういえぱ、あの撃たれたマヌケな男はどこいった?」
なんて、思うのでしょうか?
そして、数日後に、
「○月△日の□時ごろに、エアガンで撃たれた、薄い顔の男性を探しています。ご存知の方は…」
みたいな、立て看板で捜索したりするのでしょうか?
なんか捜索されてから行くのは、ちょっと嫌だなぁ。
と思い、
用事はキャンセルして、派出所に向かうことにしました。
つづく