トラウマ、しゃかりき、コロンブス
339です。
339は小さい頃から、絵を描くのが好きでした。
といっても、大人になってからは、描いてません。
最後に描いたのは、いつでしょう?
中学の美術の時間かなぁ?
ま、そんなのどうでも良いんですけどね。
339の父:グンキも絵を描くのが得意で、
グンキが描いた「矢吹ジョー」の絵は、
ちばてつや先生が描くジョーばりに素晴らしかったのを覚えています。
↑これは、もちろん、ちば先生の絵です
そんなグンキが、
「この絵はすごい!!」
と絶賛したのが、339が小2の時に描いた、
「他人の自転車の絵」
でした。
別に、339が、他人の自転車をうらやましがって、
よだれを垂らしながら描いたわけではありません。
小2の時の担任の先生が、ちょっと変わった人で、
「誰か、自分の自転車持ってこいよ」
つって、学校に持ってこさせて、
その自転車と持ち主をモデルにみんなで描きました。
339の画用紙に描かれたのは、自転車だけでしたが。
その絵が、グンキには、衝撃的だったらしいのです。
でも、自分の自転車でもないし、その絵はまもなく捨てました。(捨てずにとっておけば良かった)
その時の先生も絵を描くのが異常にうまい人だったのですが、
そのへんのエピソードは、忘れました。
でもその先生から学んだ絵のテクニックを駆使して、
339は、小3か、小4の時に、
「交通安全のポスター」
を描き、それが、どこかの町に採用され、しばらく掲示されたそうで、
学校の朝礼で表彰されました。
339の人生、初めての
「表彰状、あんたはエライ!」
でしたが、校長先生が賞状と一緒にくれたのは、
なんと国語の辞書でした。
「そんなの持ってるよ。なんで絵を描いて、辞書をもらうのか?」
ていう疑問はありましたが、もらって嬉しかったので、
グンキに見せたら、グンキは辞書の側面に、
マジックで「サ サ キ ユ ウ ジ」とかっこ良くレタリングして書いてくれました。
おかげでその辞書は、どこが「あ行」で、どこが「さ行」で、どこからが「ま行」かは、
全くわかりませんでしたが、大体なんとなくわかるので、苦ではなかったです。
そうそう、その時描いた、交通安全のポスターは、
「ドラえもんが手を上げて、横断歩道をわたっているところ」
を、何も見ずに339が想像で描いたものですが、
その時の担任のオンナの先生は、
「よし、その絵は応募しよう。でも、ちょっと待って、
これと全く同じ絵で、色だけを全く変えたものを明日までに描いてきて!」
と言いました。
洋服買いに行って、
「これのクロある?」
みたいな軽いノリのミッションでしたが、
そのミッションを受けて、339は翌朝までに泣きながら、
変な色のドラえもんを描き、真っ白な灰になった状態で、
真っ白な灰状態①
先生に、2枚の絵を掲げて見せたところ、
コンマ2秒で、
「あ、こっち!」
と普通の色合いの方の絵を持って行きました。
「自転車でひいたろか!?」
と思いましたが、
それ以来、絵の具があまり好きではなくなりました。
そうそう、それで、さらに思い出したのですが、
そのオンナの先生の、ある日の宿題が、
「国語の教科書の一番後ろに掲載されている『漢字』全てを、
明日までに20個ずつ書き取りしてきなさい」
でした。
小3か、小4の国語の教科書の一番後ろには、
何個漢字があるのでしょうか?
今度調べてみますが、その宿題を339はまた泣きながら、
イライラして髪の毛をむしりながら、やりとげて、
翌朝、真っ白な灰状態で、提出したら、
真っ白な灰状態②
なんと、全ての漢字を書き取りしてきたのは、
339と、幼なじみのシンちゃん、のたった二人だけでした。
どうやら、先生は、
「できるとこまでで良いです。できる人は全て」
と言ったようです。
その肝心なキーワードを、聞いていなかった339が悪いのですが。(シンちゃんはどうだったのかなぁ?)
それ以来、339は勉強をしなくなりました。
ま、そういうことってあるよね。