「曲のカバー、本家よりカバーの方が良いっていうヤツ、まじで0人説」を検証 (好き好きシャーツ)
339です。
339が高校生の頃から大好きで、
今も大好きな
「フリッパーズギター」
が解散したのは、
もう20年以上前でしょうか。
20年くらい前の、ある日、
レンタルビデオ屋さんに行ったら、
店員さんの手書きのポップが、
フリッパーズギターのCDに付いていて、
それには
「パーフリ解散!なぜだ?!」
と書かれてたと思います。
339も「なぬー!?」つって、
そのままそのCDをレジに持ってってレンタルしました。
そのCDは、ライブの音源が収録されたやつだったので、
収録されている曲は知ってる曲ばかり。
とりあえずテープにダビングして毎日のように聴いていたのですが、
1曲だけ知らない曲を発見。
その知らない曲が、すんげえカッコいい。
歌詞は英語だし、聴いたことない曲だったので、
たぶん、外国のバンドの曲をライブで歌っちゃえ的なノリだろうな、と予想。
でも、誰の何て曲なのかはわからない。
そのわからない曲を何度も何度も聴きましたが、
たくさん聴いたからって、曲名がわかるわけではない。
モヤモヤしてたある日、レコード屋さんでそのCD:『on PLEASURE BENT』を発見。
ちともったいないかなと思いつつも、即購入。
家に帰って歌詞カードを確認しようと思ったが、
歌詞カードがついてない!
ライブCDに歌詞カードなんて必要ないっしょ?
的なノリなのか?
でも、CDジャケットの背表紙に何か書いてあるかも?
と思って確認したら、その曲のタイトルは『好き好きシャーツ』と書いてある。
はっ?
そして、『haircut メドレー』とも書いてある。
どういうこと?
なぞなぞでしょうか?
だいたい『シャーツ』ってなんだよ?シャツのことか?
◯◯なやーつ
って、ハライチのネタか?
(なんて、当時、思うはずもないが)
うーん、謎。
…そうだ!いつも近所の公園でギター引いてる洋楽好きのサトシさんに聞いてみよ!
サトシさんなら知ってるかも。
あぁ早く日曜日にならないかなぁ。
……イヤ、ダメだ。
そんな人いない。サトシさんなんて人いなかった。
339の周りに『パッチギ』のオダギリジョーさんみたいな洋楽好き風の人は存在しなかった。
うーん、この事件は迷宮入りですね
と、ワトソン君が言って、この件は終了。
それから20年の時が経ち、今でも339はこの曲をスマホで聴いてます。
あいかわらずカッコいいこの曲は、タイトルもわからないまま、これからも聴きつづけるんだなあ。おしまい…
って、あれ?
♪てれれ、てれれ、てれれれ~
そうだ、ネットで調べよ ←遅い!5年遅い!
てことで、Google先生に聞いたら瞬殺でした。
20年の謎は2秒で解決しました。
『好き好きシャーツ』を歌っていたのは、『haircut100』というイギリスのバンドでした。
デビューシングルだそうで、結構ヒットしたみたい。
そのバンドに対するオマージュ(?)、リスペクト(?)で、
フリッパーズギターは
『バスルームで髪を切る100の方法』
て曲を作ったのね。
そしてその曲と
『好き好きシャーツ』
を連続して歌ってるから、「haircut メドレー」なのね。
にゃるほど、にゃるほど。
さて、ここからが本題。
フリッパーズギターがカバーした『好き好きシャーツ』は、
めちゃくちゃカッコいいが、
339の説では、
「カバーが本家を越えるハズがない」
なので、
本家で元祖のhaircut100さんが歌う『FAVOURITE SHIRTS(BOY MEETS GIRL)』 ←ホントの曲名
は、鼻血がでるほどカッコいいに違いない。
ラッキーなことに、YouTubeにその曲をあげている人がいるので、
そこにアクセス。そして再生へ。
おっ、映像は本家のPVなのね…
そうそうこのイントロ…
おぉ、まさにこの曲…
…
あれ?
なんか…
そんなに…ていうか全然…
カッコ良くないな…
てことで、
カッコ良さのかけらもない。
「カッコいい」というより「のん気」。
さらにそのPVの映像も「のん気」炸裂な映像で、その映像を言葉で表現すると、
「クレクレタコラと仲間たちがピクニックにでかけたよ」
みたいな映像。
「のん気」すぎる。みやすのんきかよってくらい「のん気」。
うーむ。
てなわけで、
あくまで339個人の感想ですが、
「曲のカバー、本家よりカバーの方が良いっていうヤツ、まじで0人説」
は、説立証ならず。
結論としては、
「最初に聴いた方が『本家』」
ってとこかな。