合言葉は『押忍』?
339です。
前回の続き。
sasakiyu2.hatenablog.com
339は大学生の時に、『日本拳法部』という、体育会系の運動部に入っていました。
体育会系、かつ武道系の部なので、
上下関係が厳しいのは当然ですが、
しきたりというか決まりごととして、
・自分のことは『自分』と言う。 (『僕』とか『私』とかはNG)
・『はい』と言わずに『押忍(オス)』と言う。
てのがありました。
なので、大学構内でも、街中でも、先輩に会ったときは、
『押忍!』
と挨拶します。
まあ、武道系では、それが普通だと思います。今はどうか知りませんが。
さすがに『ミスター押忍』さんのように、
『押忍』だけで会話できるほどではないけども、
我々にとっては、『押忍』は、身近な言葉でした。
ちなみに、
『日本拳法』って何?
って思った方もいると思いますが
339の過去のblogを見てもらえればわかると思うので、割愛します。
『日本拳法』は、一言で言うと、格闘技です。
339の見た目と、『格闘技』というのが、
どうもマッチしないようで、
知り合った人に、
「ワタクシ、格闘技をやっている(た)んです」
というと、
「えっ?!…格闘技?…の…審判をやってるんですか?」
とか、よく言われます。
「審判なんて、一言も、言ってねーべ!」
と、思わず平塚弁がでてしまいますが、
それは、ま、どうでもいい押忍(ハナシ)だな。 by ミスター押忍
さて、武道ですので、
練習の時も、試合の時も、当然、道着を着ます。
なので、みんな入部したら、道着を買います。
当然、帯もしますが、帯は買いません。
いや、正確に言うと、『黒帯』になるまで帯は買いません。
なので、黒帯になるまでは、部室に落ちてる白帯や茶帯をつけてます。
で、めでたく黒帯に昇格した時に、「防具武具を扱う専門店」に行って、黒帯を買うことになります。
で、お店に注文に行くのは、『1年生の仕事』です。
339も1年生の時には、先輩の帯を注文しに行きました。
帯を注文する時には、
帯の片方の端に『◯◯大学日本拳法部』、
もう一方の端に『◯◯太郎』と、
刺繍してもらうんです。
なので、先輩の名前の漢字が難しかったりすると、ちょっとシビレます。
『おい!漢字ちかうぞ!!』
なんて、言われた日にゃあ、奥さん…。
てことで、もう先が読めたかも知れませんが、
339が黒帯を買うときに、
その年の1年生が注文に行ってくれました。
ちなみに、当時、帯に名前だけでなく、
四字熟語 :『不撓不屈』とか、
好きな言葉 :『キーポンシャイニング』 とか、 (そんなやつはいない)
を刺繍してもらっている人もいましたが、
339はそんなチャラついたことはしませんので、
「名前だけで良いよ」
と、1年生にお願いしました。
さて、どうなったのか?
1年生「あのぅ…339先輩…」
339「何?」
1年生「えっと…『帯』のことなんですけど…」
339「おぉ、もうできたんだ?」
1年生「実は…先輩の『ユウジ』のとこなんですけど…ちゃんと『オス』って言ったんですけど…」
339「えっ?うん『オス』がどうした?」
1年生「あの…ちゃんと『雄(オス)』ですって言ったんですけど…なっ?言ったよな?」( ← 一緒に行った1年生に)
339「うん、で、どうなったの?」
1年生「コレ…です…。」
と、渡された帯の端には、
『佐 々 木 押 二』
と刺繍されていました。
おー、『オス』に、いち、にの『二』で、
『押二』って、バカっ!
確かに、常に『押忍』と言うように教育はしてるけれども…。
オス、メスの『雄』じゃなくて、
pushの方の『押す』じゃないか!
「push、push、pushねー!」って、わしゃ、小錦か?
ちっちゃいから、リトル小錦か?!
リトル小錦って、誰やねん?!!
…なんて、怒ったりはしませんよ。
339は優しい先輩ですから。
339「これで良いよ。糸抜きゃあ、良いんだべ?」
と、また平塚弁が出ちゃいましたが、
結局、こうなりました。
少し、『押』の文字の面影が残ってるかと。
『佐々木押二』じゃなくて、
「佐々木押忍二」だったら、そのままにしてたかなぁ?