誠意のカボチャ

339です。

犯人は少年(達)だったのですが、
ケーサツの人は、詳しくは教えてくれませんでした。犯人(達)の情報を。
未成年だからでしょうかねぇ。

「犯人のお父さんが謝りたいと言っている」
というので、会ってみたけども、
その割には、
土下座するわけでもなく、
カボチャをたくさん持ってきたわけでもない。

『誠意』がどうとかこうとか…
って謝罪してくれれば、

「お父さん…『誠意』って…何かね?」
とか、こっちも言えたのですが、

おそらくケーサツの人の段取りが悪かったんでしょうね。

お父さんも良く事情がわかっていない様子でした。
とりあえず、謝っちゃお、みたいな。

あと、339自身、
何時間もダラダラとケーサツに付き合わされて、
お腹もペッコペコ、思考能力もガックシ落ちていたので、
言いたかったことも思い出せない、こんな世の中じゃ…ポイズン状態。

もしかしたら、あのダラダラっぷりは、
被害者が「被害届けだ、損害賠償だ」と、事を荒立てないようにするためのマニュアル?
…だとしたら、策士。
ひょっとして、あの調書作成した人のパソコンの下手さっぷりも作戦?
…いや、それはないな。

てことで、結局、
犯人のお父さんには、

「とりあえず、ちゃんと叱っておいてくださいや」

とだけ言って、終了。


やっと全てが終わり、ケーサツの窓口(?)みたいなところまで見送られて、

ケーサツ 「今日は、長い時間、ご協力いただき、ありがとうございました」

339 「はい、どうも」

ケーサツ 「はい、では!」

339 「うん?」

ケーサツ 「ありがとうございましたー!」

339 「…」

ケーサツ 「…では、また。よろしくお願いしまーす!」

339 「いや…そうじゃなくて…」

ケーサツ 「…お疲れ様でーす!」

339 「お疲れ様でーす!じゃなくて!えっ?家まで自分で歩いて帰れってことですか?!」

ケーサツ 「はっ!…いや、もちろん車でお送りしますよ、当たり前じゃないですか!おーい、若いの!若いのー!」

てことで、
腰の低い若いのが、車で送ってくれることになりました。

車中では…

若いの 「どうも、今日は、お疲れさまでした。ご自宅の方に向かいますね。お客様が撃たれた場所の近くですよね?」

339 「あぁ、はい。…大変ですね、ケーサツのお仕事も。 ←もちろん社交辞令」

若いの 「いやぁそんな、一般の会社勤めの方より、全然楽ですよ」

339 「でしょうね ←心の声」

若いの 「あのぉ、ちょっと聞いても良いですか?」

339 「はい」

若いの 「平塚で…美味しいご飯屋さんってどこですかねぇ。ボク夜勤明けのとき、どっか美味しい店ないかなぁっていつも探してるんですけどぉ」

339 「なんじゃ、その質問?…えっと、まあ、駅より海方面になんかあると思いますよ、イタリアンとか」

若いの 「じゃ、今度、行ってみます!」

339 「なんやそれ!…あっ、ちよっとそこのコンビニ寄ってもらっても良いですか?」

若いの 「えっ?!なんか買っていくものがあるんですか?」

339 「いや、晩ごはん食ってねーから弁当買うんだっつーの!!」

ってな感じで、

ただ撃たれて、
ただ退屈で、
ただただ疲労しただけの半日でした。

残念なことだらけの半日でしたが、
今回の件で、339が、特に、キョーレツに残念だと思ったことが1つあります。

それはね…

一旦CMでーす。

つづく